株式会社ほんやら堂

時代をよみ、消費者ニーズを探り、
世の中が欲する商品を世に送り出す。

設立 平成元年(1989)
代表者 藤永 辰美
所在地 高崎市上中居町45-2
資本金 4,000万円
従業員数 18名
TEL 027-384-2181
FAX 027-310-6226
HP http://www.honyaradoh.com
【経営革新計画のテーマ】

心を大切にした「ほっとする商品」による新市場の開拓

期間:平成16年10月~21年9月

癒やしのキャラクター、「なまけたろう」の誕生。

 雑貨の企画から製造・卸販売を手がける株式会社ほんやら堂は、平成元年、ナチュラルリゾートグッズの企画販売会社として創業した。当時は、テーマパークやスキー場などリゾート地のオリジナルグッズの開発や、間伐材を使用した自然素材の商品、炭ブームに先駆けて、竹炭を使った商品などを手がけ、リゾートブームに乗り、順調に売り上げを伸ばしていった。
 リゾートブームが影を潜めると、同社は、“リラクゼーション”へと方向転換。情報技術の発達で忙しくなり、ストレスを抱える人が増加する中で、疲れた人々に癒やしを提供しようと始めた。平成13年には、同社による最初のキャラクター「なまけたろう」が誕生。ナマケモノを模したダルマのキャラクターは、20代後半から30代前半の女性に好評で、瞬く間に人気キャラクターに成長した。「なまけたろう」の愛らしい表情はもちろんだが、電磁波を吸収する竹炭を入れたり、ツボ押し、アイピローなど実用的な癒やし機能をプラスしたことが、ヒットとなった鍵だという。

好奇心旺盛の藤永社長 さまざまなアイデア商品を生み出す、社員のみなさん
(写真上)好奇心旺盛な藤永社長
(写真下)さまざまなアイデア商品を生み出す、社員の皆さん
心と体を癒やす、“ほっとする商品”続々。

 なまけたろうの人気が一段落した平成16年、同社は、新商品の開発と新市場の開拓を目指し、経営革新に取り組んだ。「もう一度、ほっとする商品を作って戦おうと思った」と話すのは藤永辰美社長だ。業績向上を図る上でも、新商品の開発は必要不可欠。そこで再び、癒やしのマーケットで勝負をしようと、さまざまな商品開発を行った。
 “安眠”をテーマに誕生したキャラクター「おやすみ羊」もその一つ。抱き枕のほか、昼寝用の枕、アイピローなど、実用的な「癒やし」機能を備えたグッズを展開し、大ヒットとなった。また、群馬大学医学部や県立女子大学美術科の学生とタッグを組み、足の指をぐっと開いて疲れた足を癒やす「ゆびぐっぱ」や、手の筋肉を鍛える「ハンドグリップ」などの介護・リハビリサポート用品も手がけた。

UVケアや冷え対策など、ホームケア商品がずらり UVケアや冷え対策など、ホームケア商品がずらり UVケアや冷え対策など、ホームケア商品がずらり
UVケアや冷え対策など、ホームケア商品がずらり
心と体をほぐす、ホームケア商品へ。

 しかし、目まぐるしく変化するのが消費者のニーズだ。ファミリー消費からシングル消費へ。そして、これまでのリラクゼーションや癒やしの時代から、より機能的な「ケア」が求められる時代に変化。その分かれ目が平成17年ごろだったという。「やりたいことはいっぱいあるけれど、自分が作りたいものと、マーケットが欲しがっているものは違う。マーケットに必要なものを商品にすることが大事」と、藤永社長は力を込める。
 現在、同社が力を入れているのがホームケアだ。冷えとり、保湿ケア、ホームエクササイズなど、「おうち」で「ひとり」でできる体と心のケアサポートグッズを豊富にラインアップする。売れ行きも好調だ。
 同社は、今後、加齢や生活習慣が原因で足腰の機能が衰える「ロコモティブシンドローム(ロコモ:運動器症候群)」に関連した商品を開発していきたいとしている。ロコモとは、厚生労働省が、メタボに続いて対策に取り組み始めた新国民健康病だ。藤永社長は「世の中が求めていることを形にすることが、今、やりたいこと」と話す。

着用するだけで虫除け効果のある商品
着用するだけで虫除け効果のある商品
取材こぼれ話

着用するだけで虫除け効果のある帽子やアームカバー、パーカー…。これらは、既存の紫外線対策商品に、米国発の防虫技術を付加したもので、同社が一押しする新商品だ。(当社はこの商品で、2度目の経営革新計画に挑戦するとのこと)。使用されている防虫技術は、元々、アフリカの難民支援を目的に開発されたもので、米国環境保護庁から「エコ・安全・効果」の3つの面で優れているとお墨付きをもらった唯一の防虫技術だという。同社の商品といえば、「きゃー、かわいい!」と思わずつぶやいてしまうといったイメージだったのだが、「イメージチェンジです」と藤永社長。次はどんな商品が生まれるのか、非常に楽しみだ。

取材記者の目

社内に生活者目線プロジェクトを立ち上げ、商品開発に携わっていない社員の意見を取り入れているとか。プロの目線と素人の目線を大事にしているそうです。社員の方々の表情も生き生きしていたのが印象的でした。

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