株式会社キーテクノロジー

素材調達から組立までの一貫生産システムの実現で、
さまざまなニーズに応える。

設立 昭和58年(1983)3月
代表者 津田 和光
所在地 佐波郡玉村町川井1928-1
資本金 2億1,680万円
従業員数 190名
TEL 0270-65-6511
FAX 0270-65-3833
HP http://www.key-tc.co.jp/
【経営革新計画のテーマ】

製缶製品の提案型アウトソーシング生産

期間:平成17年4月~21年3月

経営革新計画を通じて、新たな取り組みに挑み続ける。

 株式会社キーテクノロジーは、パワーショベルをはじめとする建設機械・産業機械・産業車両・重電機器などの部品製造を行っている。昭和58年、カツシログループの東日本地区の拠点として関東精密鎔断株式会社の社名で創業を始めた。平成15年には中国にも工場を進出するなど積極的に海外展開を進め、30年目の今年、株式会社キーテクノロジーへと社名変更した。
 経営革新計画の策定は2回目。1回目は、大型プレスの導入などプレス工場の環境整備を行い、材料調達から切断・二次加工までの一貫生産体制を構築した。2回目は、更にそこから溶接や機械加工、塗装まで範囲を広げて、顧客の組み立て工場にそのまま納められるような事業展開を目指した。一時、リーマンショックによる世界的不況等の影響で中断していたが、現在は、工場の耐震補強工事や古い設備のリプレイス等による新たな取り組みも含め、計画を見直しながら進めている。

本社外観 津田和光社長
(写真上)本社外観
(写真下)津田和光社長
一貫生産で高い評価。

 同社は、自社開発した販売・生産管理システムによる素材(鋼板)調達から製缶までの一貫生産で、高品質な製品・サービスを提供している。なかでも、パワーショベルの一部であるロアフレームに関しては、材料の調達、切断加工、開先・穴あけ加工、曲げ加工、溶接製缶・機械加工、塗装、組み立てまで、ユーザーニーズに対応した体制で、高い評価を得ている。主要取引先は、コマツ、住友建機株式会社、株式会社加藤製作所、キャタピラー社、株式会社竹内製作所等、国内外の大手建機メーカーがずらりと並ぶところからも、その技術への信頼性がうかがえる。
 人材の育成にも力を入れている。社員の平均年齢は35歳で、実力があれば若手にも責任ある仕事やポストをどんどん任せる。自分たちの作ったものがどう使われているかを知ってもらうために、社外研修や顧客メーカーの見学等も積極的に行っている。「まずは、自分の仕事に愛着と自信を持ってもらいたいですね」と加藤節夫総務部長。技能資格等の取得者には金一封を出すなど、社員のモチベーションアップにも心がけている。

工場内部1600トンプレス機 3000トンプレス機
(写真上)工場内部
(写真中)1600トンプレス機
(写真下)3000トンプレス機
新しいことにも積極的にチャレンジ。

 現在、国内の建設機械は成熟市場を迎えているという。そのため、これからは下請け的な仕事ではなく、できれば設計段階から参加して、一緒にコスト削減等を提案できるパートナーになれるよう努力しているそうだ。また、これまでやってこなかった大型建機の部品製造にも取り組みたいという。技術、設備等、大がかりなものが必要になってくるが、ぜひ進めたいとのことだ。
 さらに、積極的に新しいことにもチャレンジしていこうと、2年ほど前に技術開発部を立ち上げた。建機以外でも、耐震技術等、今までやっていなかったことについても取り組んでいる。
 中期的には群馬を代表するような中堅企業を目指す。顧客から信頼される企業になることはもちろんだが、ここで働く従業員の意識や待遇も含め、「ここで働けて良かった」と思える会社にしたいとのことだ。

自社独自開発のCAD/CAMシステム 組立ユニット
(写真上)自社独自開発のCAD/CAMシステム
(写真下)組立ユニット
取材こぼれ話

中国に工場をつくって10年。当初は国民性の違いにとまどうことが多かったという。中国の人は器用でパワーがある反面、考えるより前に行動することで失敗も多い。例えば溶接する場合、はずれたりしないように治具(ジグ)に加工物を装着する。治具に入らない場合は加工物を直さないといけないのに、逆に治具を勝手にいじってしまったことも。そんな、日本では絶対起こらないハプニングの連続だったそうだ。

取材記者の目

経営革新計画を策定したことが新聞等に掲載され、社員にとってモチベーションがあがったそうです。グループの源流は県外ですが、群馬の地で起業し、積極的に「群馬県の企業」になろうとしている意識が印象的でした。

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