株式会社小林機械

信頼されることが原動力に。
修理・保証を付けた“使える”機械を販売。

設立 平成6年(1994)7月(平成3年創業)
代表者 小林 良文
所在地 館林市赤生田本町3831-2
資本金 1,000万円
従業員数 30名
TEL 0276-74-4406
FAX 0276-74-6731
HP http://www.kkmt.co.jp
【経営革新計画のテーマ】

中古機械の保証販売の拡充

期間:平成24年7月~29年6月

機械の精度をチェック、中古機械の保証販売。

 株式会社小林機械は、平成6年設立の中古機械卸売業者。平成18年に経営革新に取り組み、中古機械のメンテナンス・現状渡しによる販売から、中古機械の性能評価・修理・保証をつけた販売を開始、業容拡大を図っている。
 中古機械市場では現状渡しが一般的だが、同社では、そのまま売るのではなくメンテナンスを行い、ものによっては中古機械を新品とまったく同じ状況に戻してから販売することもある。また、中古機械の性能を同様の新品機械と対比して表示するなど、独自の技術を活用した正確な評価を行い、保証を付けた販売をしている。「中古機械であれば新品より価格は安い。それでいて要望される精度と保証が付けば、新品で買うより合理的だと考える方も多い」と話すのは小林良文社長だ。同社には、マシンセンターを完備しているほか、機械に精通した技術者も多い。部品の一点一点まで分解して修理し、精度をチェックすることもしばしばだ。丹念にチェックし、手を入れた機械にのみ精度測定検査表が付けられている。

好きな偉人は坂本龍馬という小林社長 中古機械が並ぶショールーム 機械の精度をチェック
(写真上)好きな偉人は坂本龍馬という小林社長
(写真中)中古機械が並ぶショールーム
(写真下)機械の精度をチェック
整備工場を拡張、新倉庫を建設中。

 同社は、平成3年、大阪府堺市出身の小林社長が21歳のとき立ち上げた。最初は50坪の事務所からスタート。館林市を中心とした工業団地へ出かけては市場調査を重ね、使っていない機械を、欲しいと言っている人に仲介する工作機械販売を始めた。3年後には法人組織となり、120坪の展示場を増設。平成11年には、修理メンテナンスの拠点となるマシンセンター館林を開設した。その後も展示場は増え、多いときには、館林や太田、高崎など5カ所にものぼったこともあったという。
 平成22年、一堂に機械を展示できるスペースを求めて、谷田川北部産業団地内の5,000坪の敷地に東日本マシンプラザを建設した。現在、本社機能も備える同プラザの横に、高さ約25メートルに及ぶ大きな倉庫を建設(平成25年10月1日完成)。同倉庫は、50トンのクレーンを完備した中古機械のショールームになる予定だ。また、同プラザ内に整備工場を拡張し、より修理・加工に力を入れて作業の効率化を図っていくという。

ショールームには、大型機械から部品まで並ぶ ショールームには、大型機械から部品まで並ぶ ショールームには、大型機械から部品まで並ぶショールームには、大型機械から部品まで並ぶ
ショールームには、大型機械から部品まで並ぶ
レンタルサービスを開始、さらなる飛躍へ。

 現在、同社では2回目の経営革新計画が進行中だ。性能評価・保証付きの販売により、売り上げが増加したが、程度が落ちる機械は修理費用がかさむため、保証付き販売の取り扱いが難しい現状にあった。この現状を打破しようと、海外拠点の構築を視野に入れた保証販売の拡充に取り組んでいる。整備工場の拡張と、新倉庫建設もこの取り組みの一環だ。
 また、同社では、新たなビジネスとして、工作機械のレンタルを開始した。これは、新機納入前の代替、一時的な増産やシーズン変動受注、故障機代替など、お客様のニーズに幅広く応えようと始めるものだ。「機械があれば、新たな仕事を受注するチャンス。でも、機械購入をためらうことで、そのチャンスを逃してほしくない」という小林社長。そんな小林社長の思いも込められている新事業だ。

谷田川北部産業団地にある本社 機械の運搬は、運送部が担当している 機械の運搬は、運送部が担当している

(写真上)谷田川北部産業団地にある本社
(写真中・下)機械の運搬は、運送部が担当している

取材こぼれ話

大阪府堺市から館林市にやってきて、かれこれ23年になる小林社長。最初は、飛び込み営業から機械掃除、修理など、一人で何でもやったという。見知らぬ土地でのゼロからのスタートだが、「この業界は信用が大事ですから」と小林社長。不安は一切なかったとか。現在、4児の父。長男は工学部に進学し、機械を学んでいるという。23年経っても、バリバリの関西弁は健在だ。「最近、関西弁に群馬弁が混じってきた」と一同を笑わせた。

取材記者の目

さまざまな工作機械が並ぶ倉庫。2階からの眺めは、圧巻でした。「こいつら(日本の工作機械)は世界一なんです」と小林社長。工作機械を愛情込めて“こいつら”と呼ぶ小林社長の話に、ついつい引き込まれてしまいました。

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