有限会社黒田人形店

安全で優しい自然素材の木製玩具で、
親子の絆の大切さを伝える。

設立 昭和24年(1949)1月(大正10年創業)
代表者 黒田 好一
所在地 前橋市千代田町2-7-17
資本金 300万円
従業員数 6名
TEL 027-231-2451
FAX 027-231-2453
HP http://www.kuroda-toys.com/
【経営革新計画のテーマ】

木製玩具で親子の絆の大切さを提供できる店

期間:平成15年7月~20年6月

おもちゃコンサルタント取得がきっかけ。

 大正10年創業の有限会社黒田人形店は、前橋では知る人ぞ知るおもちゃの店だ。リヤカーでの引き売りから始め、何度か店の場所を移転し、平成11年から現在の場所で店を構えている。その間、郊外型量販店の進出や価格競争の激化、少子化の影響などで売り上げが大きく後退し、店を閉めようかと思ったこともあったという。
 平成12年、奥さんの黒田桂子さんがNPO法人日本グッド・トイ委員会の認定するおもちゃコンサルタントの資格を取得し、それを機に経営革新計画を策定した。設定した目標値を達成できるか、かなりプレッシャーがあったというが、ゆっくりではあるものの目標値を達成できたときはうれしかったと黒田好一社長はいう。。

緑色の看板と黄色の文字が目印 もっと街中に元気になって欲しいと黒田社長 木製玩具を紹介しながら子育ての大切さを伝える桂子さん

(写真上)緑色の看板と黄色の文字が目印
(写真中)もっと街中に元気になって欲しいと黒田社長
(写真下)木製玩具を紹介しながら子育ての大切さを伝える桂子さん

一度買ってくれたお客様がリピーターに。

 ヨーロッパ製の木製玩具に目を向けたころは、大型玩具専門店の出店が相次ぎ、県内のおもちゃ屋はどこも苦戦していた。そんな中、前橋でプラスチック製に比べると価格の高い木製のおもちゃを、どこまで売っていけるか不安だったという。幸い、最初に仕入れたものが1ヵ月くらいで売り切れた。
 売れた分を仕入れるというパターンで、だんだん確実に売れるようになってきた。当初1坪ほどだった木製玩具の売り場は、現在は店内の3分の1のスペースに広がった。
 木製玩具は今でこそ珍しくはないが、10年ほど前はあまり出回っていなかった。どう遊ぶのか、そこから丁寧に説明した。最初の玩具は、置くだけで動くトコトコ動物。電池も動力も使わないで動きと音を楽しめる。動く速度も小さい子どもが目で追うのにちょうどいい速さだ。提案していくうちに、お客さんのほうから「これ良かったよ」と言ってもらえ、一度買ってくれたお客様がリピーターになってくれるようになった。

店内を埋め尽くす木製玩具店内を埋め尽くす木製玩具 店内を埋め尽くす木製玩具

店内を埋め尽くす木製玩具

店内を埋め尽くす木製玩具
玩具で広がる人の輪。

 お店で販売するだけでなく、桂子さんは子育て中のお母さんたちが集まる場に積極的に出かけて、木製玩具を紹介しながら子育ての大切さを伝えている。特別支援学校の教材のアドバイザー的な役割にも力を入れている。「指先を使って遊ぶことが脳の発達を促したり、集中力を養ったり、ヨーロッパのおもちゃは発達段階によって考えられているんですよ」という。おもちゃを買いに来たお母さんから子育ての相談をうけることもあるそうだ。
 また「まちなかキャンパス」や「キッズフェスタ」等のイベントを開催し、街中の活性化にも力を注ぐ。「前橋で生まれ育って、地域密着でやってきたので、もっと街中に元気になって欲しいですから」と黒田社長。
 これからの目標は、市内だけでなく市外にも活動を広げ、さらにHPを充実させて全国に情報発信していきたいとのことだ。

店内を埋め尽くす木製玩具 力を合わせて歩んで来られた黒田夫妻

(写真上・中)可愛い木製玩具に時間を忘れる
(写真下)力を合わせて歩んで来られた黒田夫妻

取材こぼれ話

おもちゃや人形は子どもだけのものではない。いま、プリモプエルというお人形がお年寄りの間で愛されている。平成11年に発売された人間型ぬいぐるみで、触れたり、話しかけたりすると反応したり、おしゃべりしたり歌を歌ったりする。黒田人形店は全国でも数少ないはーとなーショップとして、毎年、春には入園式、秋には誕生日会等を行っている。近隣から集まったお年寄り同士が、お茶会やゲームを楽しむそうだ。

取材記者の目

店内には木製玩具の他にも、桂子さんが毎年ドイツに行って買ってくるステキな雑貨がたくさん展示されていて、見ていると時間を忘れてしまいそうでした。幻想的なスノードームや万華鏡など欲しいものもいっぱいでした。

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