株式会社正英

プロのアスリートたちも愛用する、
高気圧・高濃度酸素カプセル製造・販売。

設立 昭和59年(1984)4月(昭和30年創業)
代表者 小暮 正男
所在地 太田市茂木町724
資本金 1,200万円
従業員数 30名
TEL 0276-45-7397
FAX 0276-46-9653
HP http://www.masahide.biz
【経営革新計画のテーマ】

高気圧酸素カプセルの開発・販売

期間:平成22年8月~27年7月

開発型企業として、事業を展開。

 株式会社正英は、昭和59年、工業用テープ製造会社として創業。62年、工業用縫製ミシンを導入し、自動車関連や家具類の縫製事業を開始した。また、平成元年には、新たに矢島工場を建設し、自動車の部品製造事業を手がけるようになった。
 開発型企業を目指した同社は平成5年、社内に開発部を設置。健康器具や医療機器、電子椅子などのほか、介護用品の開発・販売など、展開の拡大を図っていった。また、自社工場を軸とする国内での生産にとどまらず、海外にも強力な協力関係を築き、生産事業分野を拡大している。

ソフト酸素カプセルを開発中という小暮社長
ソフト型酸素カプセルを開発中という小暮社長
独自のネットワークで、一貫製造生産。

 同社の強みは、企画からデザイン、設計、試作、そして量産まで、一貫生産で製品生産ができることにある。同社は、バイアス、スリッター、熱プレスなどの縫製加工技術に加え、プレス金型製作、プレス部品成形など、精密板金加工技術を保有する。開発部が企画・デザイン、設計したものを正確に試作する力と、量産にも対応できる独自の生産ネットワークを駆使し、製品生産を実践している。
 同社はこれまで、人工透析椅子、自衛隊向けリラクセーションソファ、ストーンマット、車両関係商品、インテリアクッションなどの開発製造販売を手がけてきた。なかでも、平成15年、富士重工業株式会社カスタマイズ事業部と車体の外装・内装の共同開発を行い、翌16年、自動車シートの試作業務を行った。また、中国福建省を拠点に、カバン・雑貨品の製造、輸入業務も手がけている。

自衛隊向けリラクゼーションソファ 人工透析椅子
(写真上)自衛隊向けリラクゼーションソファ
(写真下)人工透析椅子
ハードカプセルに続いて、ソフトカプセルを開発中。

 そんな同社が今、力を入れているのが、「酸素カプセル」だ。平成22年から、高気圧酸素カプセルの開発と販売をテーマに、経営革新に取り組んでいる。
 酸素カプセルは近年、疲労回復や寝不足、二日酔いに効果的と話題になっている健康機器。同社は、これまでの健康・医療に関わる分野での設計・開発技術を最大限に活用し、何度も実験と試作を重ねながら、「高気圧・高濃度酸素カプセル」の開発に成功した。「酸素は目に見えないから、難しい」と話す小暮正男社長は、東京大学に医療的効果を実証する研究を委託。同社の酸素カプセルによる酸素効果は、研究データとして、実証されているという。
 同社の酸素カプセルは、広島市民球場に設置されているほか、日本人メジャーリーガーなどプロのアスリートが愛用している。
 また、最近では海外からの需要も増え、東南アジアなどへの納入実績もある。
 同社は現在、特殊加工した素材を使った、ソフト型高気圧酸素カプセルを開発中だ。健康志向やアンチエイジングといった美容意識の高まりから、高気圧酸素カプセルの需要がより高まると考えてのこと。カプセルへの出入りを容易にし、持ち運び可能なサイズにすることで、一般家庭への販売を狙うという。

太田市内の接骨院にある酸素カプセル 広島市民球場に設置されている酸素カプセル
(写真上)太田市内の接骨院にある酸素カプセル
(写真下)広島市民球場に設置されている酸素カプセル
取材こぼれ話

「こんなものを作ってほしい」というさまざまな企業からの依頼に、開発力と技術力で応えてきた同社。壁にぶち当たった時は、バイアステープの製造をしていた頃から付き合いがある、全国各地にいる他業種の取引先から、ヒントをもらっているそうだ。同社は今後、介護に役立つような多目的椅子の開発もしていきたいとしている。「この多目的椅子に座れば、椅子が徐々に上昇し、少しずつ斜めになる。立ち上がるのが困難な人でも、すーっと立ち上がることができる」と小暮社長は話す。

取材記者の目

酸素カプセルは、有名なスポーツ選手が使っていることで知られます。早く疲れをとる効果と、また、疲れにくい体にする体質改善にもよいそうです。機会があれば、ぜひ酸素カプセルを体験してみたいと思いました。

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